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観光客の安全守れ 大涌谷で避難訓練 火山ガス発生想定

社会 神奈川新聞  2019年10月10日 06:00

大涌谷園地の避難誘導訓練で、観光客の安全確保策を確認する参加者=9日午後、箱根町
大涌谷園地の避難誘導訓練で、観光客の安全確保策を確認する参加者=9日午後、箱根町

 箱根山(箱根町)の噴火警戒レベル引き下げに伴う大涌谷園地の再開に向け、町などは9日、高濃度の火山ガス発生を想定した観光客の避難誘導訓練を実施した。町や園地内で事業を手掛ける箱根ロープウェイの職員ら約50人が参加し、来園者の安全を守る手順を再確認した。

 訓練は、二酸化硫黄(SO2)が屋内退避の基準を超える濃度(5ppm)に上昇したとの想定で実施。屋外にいた観光客役の参加者は、濃度上昇を告げるアナウンスや事業者らの誘導に従いロープウェイの大涌谷駅舎内へ避難した。

 また、体調不良者への対応やロープウェイでの輸送準備、桃源台方面への乗車案内といった一連の対応を確認。自動体外式除細動器(AED)の使い方や心肺蘇生法の説明も行われた。


退避輸送などについてアナウンスする事業者=大涌谷駅
退避輸送などについてアナウンスする事業者=大涌谷駅

心肺蘇生法を学ぶ避難誘導訓練の参加者=大涌谷駅
心肺蘇生法を学ぶ避難誘導訓練の参加者=大涌谷駅

 同町の菊島信洋危機管理官は「多くの参加者が観光客の立場で、誘導がどう伝わるかを体験できたことは、いい成果」。大涌谷駅長の渡邊敬介さんは「社内でも訓練を続け、いざというときは落ち着いて対応し観光客の安全に努めたい」と話した。


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