1. ホーム
  2. 話題
  3. ブラジル家庭の味を 現地出身ママ3人、綾瀬に新飲食店

ブラジル家庭の味を 現地出身ママ3人、綾瀬に新飲食店

話題 神奈川新聞  2019年10月09日 12:10

店で出されるメニューの一つ。さまざまな国の要素が入っているのがブラジル料理の特徴という
店で出されるメニューの一つ。さまざまな国の要素が入っているのがブラジル料理の特徴という

 ブラジル出身で綾瀬市在住の女性3人が9月、同国の家庭料理を提供する飲食店を厚木基地正門前の同市大上7丁目にオープンした。3人は1年ほど前、子どもが通う市内の保育園で知り合ったママ友同士で、市の創業支援を受けて夢を実現した。代表者は「綾瀬は外国人市民が多く住んでいるので、店を国際交流の場にもしたい」と意欲を見せている。

 飲食店「マミス キッチン」を9月4日に開業したのは、市内在住の横田直美さん(41)、テレス鮫島セシーさん(41)、鮫島エシーさん(41)。メニューは肉が主体で豆の煮込みが付くといったブラジルの家庭料理が中心で、ランチとディナーのほか、配達とテークアウトで弁当も提供している。店舗面積は約40平方メートルで21席ある。

 3人はいずれもブラジル出身。セシーさんとエシーさんは双子の姉妹で、エシーさんは母国で料理人として働いた経験もあり、日本で店を持ちたいという夢を持っていた。

 約半年前に準備を始めたが、資金確保が大きな課題だった。代表の横田さんは27年前に家族で来日して日本国籍を取得、綾瀬市役所でポルトガル語の通訳もしている。市の「活力と魅力に満ちた綾瀬をつくる創業補助金」制度の活用を思い立ち、8月に申請、100万円の交付が決定した。


ブラジル料理店を開業した横田さん(左)らママ友3人 =綾瀬市大上7丁目
ブラジル料理店を開業した横田さん(左)らママ友3人 =綾瀬市大上7丁目

 横田さんは「事業の独創性や収益性など審査は厳しかった。補助金を頂ける自信はなかったので本当に感謝している」と話す。

 市によると、ブラジルの食文化を伝えることや、地場産食材へのこだわりなどを評価したという。地域産業の活性化を目的とした同補助金制度は2017年度にスタート。これまで同制度を活用して2店が開業したが、外国出身者は今回が初めてという。

 6月1日現在、市内で暮らす外国人市民は全体の4・5%の3868人。国別では、ブラジル人がベトナム人に次いで2番目に多く583人。横田さんは「ブラジルは移民の国で、料理もいろんな国の味が楽しめる。3人のスキルを生かし、日本とブラジルの懸け橋となるような店にしたい」と意気込んでいる。

 店の営業時間はランチ(月~土曜日)が午前11時~午後3時、ディナー(木~土曜日)が午後6~10時。定休日は日曜日。問い合わせは同店電話0467(38)7609。


シェアする