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朝鮮学校差別「事態は悪化」 保護者ら、幼保の問題も訴え

社会 神奈川新聞  2019年10月07日 20:37

プラカードを手に差別の是正を訴える朝鮮学校の生徒ら=横浜駅前
プラカードを手に差別の是正を訴える朝鮮学校の生徒ら=横浜駅前

 朝鮮学校に対する差別政策の是正を求め、保護者や生徒、日本人支援者が7日、横浜駅前で街宣活動を行った。高校無償化からの除外や県の補助金停止に加え、10月からスタートした幼児教育・保育無償化の対象からも外され、増す一方の不条理に声をからした。

 教育や子どもたちとは無関係な北朝鮮の拉致問題が持ち出され、排除がまかり通る理不尽さを伝えるためパンフレットを配布。「幼保無償化の財源は私たちも負担する消費税増税分。高校無償化と補助金同様、税負担だけ平等で権利は不平等だ」と訴えた。神奈川朝鮮中高級学校の1、2年生約50人も「同じ人間として学ぶ権利を等しく保障して」と署名への協力を呼び掛けた。

 県内の朝鮮学校は5校、幼稚園は付属を含め3園。孫が小学校に通っている川崎市川崎区の女性(62)は初めて街頭に立ち、「当たり前の権利を求めているのに今の政権や自治体には届かず、まちなかで声を上げるだけで危害を加えられないか恐怖を覚える状況だ」と表情を曇らせる。

 支援団体メンバーの高梨晃嘉さんは「事態は悪化の一途。朝鮮学校差別の問題がほとんど報道されないことを含め、人権後進国ぶりは増すばかりだ」と危機感を強めた。


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