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朝鮮学校で秋恒例の「大交流祭」 川崎

社会 神奈川新聞  2019年10月07日 15:56

多くの地域住民でにぎわった「大交流祭」=6日、川崎朝鮮初級学校
多くの地域住民でにぎわった「大交流祭」=6日、川崎朝鮮初級学校

 朝鮮学校のことを知ってもらい、交流を深める毎秋恒例の「大交流祭」が5、6の両日、川崎市川崎区の川崎朝鮮初級学校で開かれた。16回目を数える今回は「Oh!肉祭」と銘打ち、在日コリアンの焼き肉文化を楽しんでもらう趣向。初めて2日間開催し、在日同胞をはじめ多くの日本人の地域住民らでにぎわった。

 校庭を開放し、保護者らが準備した牛の赤身やホルモンをしちりんで焼いて楽しんだ。ステージでは同校の児童たちが朝鮮語と日本語の合唱を披露。地域の障害者支援施設「ちぇりー」が水風船釣りの出店を構えるなど子どもたちを喜ばせた。

 収益は朝鮮学校支援に充てられ、実行委員会の委員長(42)は「無償化制度からの除外や補助金停止という差別政策により学校運営は厳さを増している。地域の朝鮮学校は多文化共生社会の実現に貢献する存在。実際に学校を見て、差別されているおかしさを多くの人に感じてもらえたと思う」と話す。

 横浜市港南区からの参加者(51)は仕事で付き合いのある保護者に誘われ初めて足を運び、「朝鮮学校の扱いは公平ではない。同胞の絆を大事にする学校は一層大切に守られるべきだ」と話した。

 地元選出の市議や県議も来場し、今春引退したばかりの元自民党市議の坂本茂さんは「川崎で一緒に暮らしている人間として、在日コリアンの置かれている現状を行政に訴え続けていく。国同士の交渉事は別の話だ」とあいさつした。


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