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「互いの良さ生かして」 女性活躍テーマに講演

話題 神奈川新聞  2019年10月05日 05:00

女性の活躍をテーマに開かれた講演会=3日、横須賀市日の出町
女性の活躍をテーマに開かれた講演会=3日、横須賀市日の出町

 女性が自分らしく輝けるまちを目指そうと3日夜、ヴェルクよこすか(横須賀市日の出町)で、市内出身の女性起業家らによる講演会が開かれた。地元企業の有志らでつくる団体の主催で、講師の女性は「男女が手を取り合い、互いの良さを生かし合える社会をつくりたい」と訴えた。

 講演会には起業家やカウンセラーとして活躍する3人の女性が登壇した。その1人、大原康子さん(41)は夫が事故で他界し、3児を育てるシングルマザー。自宅などで働く「テレワーク」を導入し、母親らとともにウェブサイトや小冊子を作る事業のリーダーを務めている。

 大原さんは、世界経済フォーラムが政治、経済、教育などの分野で男女の格差がどの程度あるかを数値化した「ジェンダー・ギャップ指数」を紹介。2018年の日本の指数が調査した149カ国中110位だったことを挙げながら「結婚や出産など、女性が時期に合わせて活躍できる働き方を」と呼び掛けた。

 また、10年前に子宮頸(けい)がんを患った経験を基に、女性の健康教育などを推進している難波美智代さん(45)は「女性の視点が加わることで男女双方にとって、より良い未来になる」と指摘。県内外で企業向けのセクシュアルハラスメント防止研修などを進めている小室友里さん(44)は、日本の性教育が遅れている現状に危機感を示した。

 会場では女性18人、男性5人の計23人が耳を傾けた。会社員の西尾勝宏さん(43)は「女性についての理解が深まった」と話し、市内でヨガを教える長谷川まどかさん(41)は「個人として、自分の軸を持って生きていくことが必要だと感じた」と感想を述べた。

 講演会は、一般社団法人「リンクセクタ」(同市大矢部)が主催。同法人は行政や企業、個人を結び付けることで地域を活性化させようと、地元企業などの有志4人が16年7月に立ち上げた。

 地域の課題解決に向けた取り組みを続ける一方、今回初めて講演会を企画した。同法人の阿部敏博理事長(51)は「横須賀に限らず、日本ではいまだに男性優位社会が根強い。今後も女性の活躍を後押ししていきたい」と語った。


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