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「道灌」縁で災害時応援 伊勢原市と滋賀・草津市が協定

社会 神奈川新聞  2017年10月07日 10:55

10年前の道灌まつりで道灌役を務めた太田實則さん(伊勢原市提供)
10年前の道灌まつりで道灌役を務めた太田實則さん(伊勢原市提供)

 伊勢原市は10日、滋賀県草津市と災害時の相互応援協定を結ぶ。伊勢原市ゆかりの戦国武将・太田道灌の子孫が草津市で酒造会社を営んでおり、両市を取り持った。当初、伊勢原市が災害協定を打診したところ、難色を示された経緯もあり、担当者は名将の縁に感謝する。

 琵琶湖のほとりにある草津市は人口13万2千人。東海道の宿場町として栄え、江戸城築城で知られる道灌の子孫が関守を務めた。子孫は現在、酒蔵「太田酒造」を営み、日本酒「道灌」で知られる。

 伊勢原市内では、市内で暗殺された道灌の墓前祭などに由来するイベント「伊勢原観光道灌まつり」が毎秋開かれてきた。まつりでは同社の製品を販売するほか、10年前のパレードでは同社の太田實則会長が道灌役で騎乗した。

 協定は大規模災害時には応援の職員派遣や食糧支援などを約束するもの。伊勢原市は東日本大震災後、同時被災する恐れが低い自治体と応援協定を締結しようと全国の約80市をリストアップ。数市に打診したものの、3市からは断られた。

 草津市も伊勢原市側の申し出に対し、「既に神奈川県内の4自治体と締結している」と当初は難色を示した。そこで、縁のある太田会長に頼ると話は一転、とんとん拍子に進んだという。伊勢原市としては4件目の協定締結に担当者は「太田さんのご尽力がなければ、本当に難しかった」と感謝している。


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