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大山阿夫利神社で薪能 訪日外国人向け解説も 伊勢原

カルチャー 神奈川新聞  2019年10月03日 05:00

派手な演出に歓声が上がった「土蜘蛛 黒頭」=伊勢原市大山の大山阿夫利神社社務局能楽殿
派手な演出に歓声が上がった「土蜘蛛 黒頭」=伊勢原市大山の大山阿夫利神社社務局能楽殿

 300年の歴史を誇る「大山火祭(ひまつり)薪能(たきぎのう)」が2日、大山阿夫利神社社務局(伊勢原市大山)の能楽殿で開幕した。大山の雄大な自然の中、かがり火がたかれ、その幽玄な世界に約1200人が酔いしれた。さらに今年は訪日外国人(インバウンド)にも伝統文化を満喫してもらえるよう、イヤホンガイドによる外国語の解説なども用意された。3日まで。

かがり火の中 幽玄に

 舞台では、観世流能楽師の山階彌右衛門さんが「一人翁」を、26世観世宗家の観世清和さんが武士とクモの戦いを描く「土蜘蛛(つちぐも) 黒頭」を、それぞれ披露。酒を巡るユーモラスなやりとりが繰り広げられる狂言「樋(ひ)の酒」も行われ、来場者の笑いを誘った。

 さらに、地元の子どもたちが「大山狂言・仕舞」や「大山神楽舞」を披露。練習を重ねてきた子どもたちのひた向きな姿に、会場から大きな拍手が送られた。

 大山火祭薪能は、2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて日本文化をPRする「日本博」の関連事業に採択された。これを受けて今年は、外国人観光客も楽しめるように初の「インバウンド薪能」として開催された。冒頭、市立大山小学校の児童が英語で薪能の歴史を紹介したほか、イヤホンガイドによる外国語の解説や、英語併記のパンフレットも販売された。

 最終日の3日は午後4時開演で、山階彌右衛門さんが「紅葉狩(もみじがり) 鬼揃(おにぞろえ)」などの演目を披露する。当日券は4千円。問い合わせは、同神社などでつくる実行委員会電話0463(95)2006、または伊勢原市商工観光課電話0463(94)4729。


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