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検証 福田市政~17年市長選(4)両輪 議会に与野党望まず

政治行政 神奈川新聞  2017年10月06日 15:40

福田市長らと市議が市政課題をめぐって議論を交わす本会議場=市議会
福田市長らと市議が市政課題をめぐって議論を交わす本会議場=市議会

 「市民の安全と尊厳を守るために判断した」

 昨年5月末、川崎市の福田紀彦市長は画期的な決定を下す。在日コリアンへのヘイトスピーチを繰り返している男性が、集会やデモの集合場所として申請していた公園の利用を不許可としたのだ。

 ヘイトスピーチ解消法成立という追い風があったとはいえ、前例のない判断だった。「表現や集会の自由への規制は抑制的であるべき」と考えてきた福田市長だけに、最も注意を払ったのが執行権の乱用とならないようにする点だった。

 最終局面では二元代表制の一翼を担う市議会側にも協力を仰ぐ。夜、石田康博議長=当時=の事務所を訪れ、各会派団長を集めてもらうよう依頼。各団長に「議会の意思も示してほしい」と伝えた。全議員が署名したヘイト阻止を求める要望書を受け取った上で、それを「市民の総意」として、決断を下した。

 市幹部は「議会との連携は政治家らしい市長のアイデア。『オール川崎』で差別を許さないという強い姿勢も示せた」と振り返る。

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