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再生1470万回突破 川崎市PR動画、世界で反響

話題 神奈川新聞  2019年10月02日 11:01

世界で1470万回再生されたPR動画のオープニング場面

 川崎市が海外の観光客向けに制作したPR動画が反響を呼んでいる。工場夜景や川崎大師、日本民家園、名産品など川崎の魅力を紹介する内容で、配信から2週間で動画投稿サイト「ユーチューブ」での再生回数が1470万回を突破。「美しい」「いつか訪れたい」と絶賛するコメントも寄せられており、来年の東京五輪・パラリンピックを見据え、市も手応えを感じている。

 動画のタイトルは「Kawasaki City, Japan in 8K HDR-川崎市」。7月に小型無人機ドローンを使うなどして撮影した。

 臨海部の京浜運河の上空から撮影した朝日や川崎大師平間寺の護摩行、民家園での機織り、川崎能楽堂での能、緑豊かな生田緑地、かわさき餃子(ギョーザ)みそなど多岐にわたる文化、自然、グルメを取り上げて3分53秒の映像にまとめた。言語に左右されないようナレーションやテロップは入れず、美しい8K映像(現行のハイビジョン画質の16倍の超高精細映像)とBGMで構成されているのが特色だ。

 これまでの再生回数は米国96万回、フランス126万回、ベトナム444万回など。自治体のPR動画がこれほど海外を中心に見られるのは異例で、県がAKB48の楽曲を用いて制作した「恋するフォーチュンクッキー神奈川県Ver/AKB48」でも464万回だった。


PR動画には、臨海部の工場夜景も盛り込まれた
PR動画には、臨海部の工場夜景も盛り込まれた

 撮影したのは、全国各地の紹介動画を手掛け、計1億2千万回以上の再生回数を誇る映像作家の永川優樹さん(40)。「海外の潮流をくみ取って、動画はインパクトよりもイマーシブ(没入感)を重視した」と永川さん。「関係者からは『これで川崎の魅力が伝わるのか?』と心配する声もあったが、視聴者からはとても大きな反響があった。新しい切り口の訴求手法が受け入れられてよかった」と話している。

 制作を企画した市港湾局誘致振興課は「海外ではカワサキというとオートバイのイメージしかなく、インターネットで検索するとオートバイの写真ばかりが出てくる。まずカワサキ・シティーを認知してもらわないと来てくれない」と意図を説明する。東京五輪・パラリンピックの時期には川崎港で客船によるホテルシップも計画されており、市は誘客効果を期待。シティーセールスや企業誘致などにも活用していくとしている。


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