1. ホーム
  2. 話題
  3. 共に輝き、奏で20年 逗子公演目指し、コーラス練習に熱

共に輝き、奏で20年 逗子公演目指し、コーラス練習に熱

話題 神奈川新聞  2019年09月27日 10:35

29日の本番に向け練習に力が入るコーラスのメンバーと堀口みどりさん(左)=19日午後、横浜市西区のスタジオ
29日の本番に向け練習に力が入るコーラスのメンバーと堀口みどりさん(左)=19日午後、横浜市西区のスタジオ

 障害のある人も高齢者もが一緒になってハーモニーを奏でる2年に1度のコンサート「第10回 ラ・リュミエール チャリティコンサート~湘南の凪(なぎ) 『もやい』と共に」が29日、逗子文化プラザなぎさホール(逗子市逗子)で開かれる。知的障害や足の不自由な人、失語症の人、さまざまな障害のある人たちと音楽を共にして20年。節目を迎え、メンバーたちの練習にひときわ熱がこもる。

 旋律に低音、高音が重なり合い絶妙なハーモニーが生まれる。すべての音の調和が整った瞬間にだけ生まれる合唱の感動がスタジオを包み込む。

 指揮を執るのは、逗子市の声楽家、堀口みどりさん(63)。20年ほど前から横浜や逗子市、葉山町で、複数のコーラスグループを率いてきた。

 コンサートでは、逗子市の生活介護事業所「もやい」を利用している障害者と共に登壇する。後半の15曲は総勢100人超が同じ舞台に立ち歌い上げ、フィナーレを迎える。

 堀口さんは「元気をもらうのは私たち。人にとって大切なことは何なのかをいつも気付かせてくれる」と話す。

 〈笑ってよ、君のために 笑ってよ、僕のために〉

 こう歌った時、もやいの利用者が声を上げて笑ったのを聞いて改めて思った。「合唱は音楽に言葉を重ねる。私たちが発しているのは意味のある言葉だということ。美しいものを見たとき『きれい!』と言い、楽しいときに思いっきり『笑う』。その単純なことを人は忘れがち。そのことを思い出させてくれる」

 率いるコーラスグループが2年に1度結集する。そのときのグループ名は「ラ・リュミエール」として活動してきた。意味はフランス語で「光」。「高齢者も、障害のある人も、歌っている人も、見に来た人もすべてに光が当たり輝いてほしい」という思いを込めた。

 40代から率いてきた堀口さんも還暦を過ぎた。初期メンバーの中には80歳を超えた人もいる。練習場所を確保したり、コンサートを企画したりと手間のかかることは少なくない。

 それでも20年の節目を前に言う。「体力が続く限り、やっていきたいわ」。一人一人が輝きを放つその時のために。

 コンサートは午後1時半開演。料金千円。問い合わせは、ラ・リュミエールの本田さん電話090(3692)8218。


シェアする