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検証 福田市政~17年市長選(2)継承 臨海部活性化を加速

選挙 神奈川新聞  2017年10月04日 11:19

川崎市と東京都など関係者約200人が集まった羽田連絡道路の起工式典=9月30日、川崎区殿町
川崎市と東京都など関係者約200人が集まった羽田連絡道路の起工式典=9月30日、川崎区殿町

 多摩川を挟んで羽田空港の滑走路が見える殿町国際戦略拠点キングスカイフロント(川崎市川崎区、約40ヘクタール)。両岸を結ぶ「(仮称)羽田連絡道路」の起工式が9月末にあり、市や都、国の関係者計約200人が集まった。最初にあいさつに立った福田紀彦市長は「(連絡道路により)人、モノ、ビジネスの交流が活性化し、国際拠点の機能や価値がさらに高まる。市も経済の持続的な発展に寄与する取り組みを進めていく」と力を込めた。

 地区内では先端医療や創薬など研究棟の建設ラッシュが続き、街の完成が目前だ。連絡道路は2020年度に完成し、国内外の研究者との交流を促しイノベーション(技術革新)を後押しする効果が期待される。

 13年秋に就任した福田市長は、同年12月の市議会で「多摩川対岸と一体的な拠点形成に重要な交通インフラ。早期の実現を目指す」と表明。いすゞ自動車工場の撤退後、阿部孝夫前市長が築いてきた路線を明確に継承してきた。

■  ■
 連絡道路は、福田氏が秘書として仕えた松沢成文知事(当時)が唱えた「神奈川口構想」が源流だが、長く足踏み状態が続いていた。自民党実力者の菅義偉官房長官らが反対だったからだ。13年市長選では同党などが推薦し、菅氏も応援した新人が福田氏に敗れ、「国との関係悪化から、さらに遠のいたとの見方もあった」(市幹部)。

 しかし福田氏は当選直後、連絡道路の説明資料に目を通し動く。就任日翌日に多摩川対岸の大田区の松原忠義区長に会い、ほどなく和泉洋人首相補佐官らを通し菅官房長官にも面会、関係修復を図った。

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