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認知症患者の介護原則や予防法解説 横浜市青葉区でフォーラム

社会 神奈川新聞  2017年10月04日 02:00

パネルディスカッションで認知症介護を語る長田さん(左)と森さん(中央)=青葉公会堂
パネルディスカッションで認知症介護を語る長田さん(左)と森さん(中央)=青葉公会堂

 認知症の人と家族を地域で支える仕組みを考えようと、横浜市青葉区で9月26日、青葉区認知症フォーラムが開かれた。横浜総合病院臨床研究センター(同区)の長田乾センター長が講演し、認知症介護では、当事者と介護者の間の人間関係の立て直しが重要で、ほめることや感謝することが必要だと強調した。

 長田さんは認知症の基礎知識と最新の予防方法を解説。介護者が認知症介護の原則を知ることで、不適切なケア、心理行動症状の悪化、介護負担の増加、さらなる不適切なケアという悪循環を防げるとし、「一番大事なのは介護者教育」と指摘した。

 認知症予防では、中年期の肥満は認知症リスクを高める一方、高齢者では肥満の方が認知症になりにくいという興味深いデータも説明した。

 講演に続くパネルディスカッションでは、若年認知症家族会・彩星(ほし)の会の森義弘副会長が10年にわたる妻の介護の苦労と喜びを語った。

 「夜のトイレ介護は大変で、一晩に16回の時もありました」と森さん。強いストレスや怒りを感じることもあったが、「笑ってもらうと怒りが抜けることに気づきました」という。そこで始めたのが語りかけだった。「大好きだよ、いつもそばにいるよと、毎日語りかけました。すると妻が笑顔を見せてくれて、私自身も幸せになり、楽しく介護を続けられました」と振り返った。

 また、「家族会では悩みを共有でき、非常に楽になります」と述べ、介護者は引きこもらず、家族会などに参加することが重要だと訴えた。


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