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降伏文書調印の舞台
戦艦ミズーリの甲板、重光葵記念館に寄贈 湯河原

話題 神奈川新聞  2017年10月01日 02:00

戦艦ミズーリの木製甲板(下)と、重光葵が着用していた眼鏡(上)
戦艦ミズーリの木製甲板(下)と、重光葵が着用していた眼鏡(上)

 太平洋戦争の降伏文書に調印した外相として知られる重光葵(1887~1957)の足跡を紹介する重光葵記念館(湯河原町宮上)に30日、文書調印の場となった米戦艦ミズーリの木製甲板の一部が寄贈された。寄贈したのは米ハワイ州の戦艦ミズーリ記念館で、重光葵の孫で館長の重光進さん(59)は「貴重な寄贈品を皆に見てもらい、将来の日本の在り方を考える一助になれば」と話している。

 寄贈されたのは、ハワイで記念艦として保存されている戦艦ミズーリの甲板で、長さ約30センチ、幅約12センチ。ミズーリ記念館によると、数年に1度補修が行われており、「(当時の甲板は)世界中でもほとんど残っていない。非常に貴重」としている。

 寄贈に合わせ、ミズーリ記念館は重光外相が使用していた眼鏡を重光葵記念館から借用。第2次世界大戦終結75周年となる2020年、ミズーリ記念館で開催する特別展で展示されるという。

 同館では、戦後70年の節目にも、特攻隊員が家族に宛てた手紙などを紹介する特別展を実施。同館のフォロンダ・瞳さん(39)は「引き続き世界に向けて平和の尊さを発信していきたい」。重光さんは「歴史を後世に伝え、一緒に平和を維持していかなければ」と力を込めた。

 木製甲板は30日から重光葵記念館で展示されている。同館は金曜日(正午~午後5時)・土曜日(午前10時~午後5時)・日曜日(午前10時~午後1時)開館。入場料は大学生まで300円、大人600円。問い合わせは、同館電話0465(62)3860。


木製甲板を受け取る重光葵記念館の重光進館長(左)
木製甲板を受け取る重光葵記念館の重光進館長(左)

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