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「文藝春秋」表紙画の平松礼二さん、湯河原に新アトリエ 町立美術館内に

カルチャー 神奈川新聞  2017年09月30日 11:30

町立湯河原美術館内に新設されたアトリエで話す日本画家の平松礼二さん
町立湯河原美術館内に新設されたアトリエで話す日本画家の平松礼二さん

町立湯河原美術館内に新設されたアトリエで話す日本画家の平松礼二さん
町立湯河原美術館内に新設されたアトリエで話す日本画家の平松礼二さん

 月刊誌「文芸春秋」の表紙画で知られる鎌倉市在住の日本画家・平松礼二さん(76)の新たなアトリエが10月5日、湯河原町立湯河原美術館(同町宮上)の3階にオープンする。今後月4回程度、アトリエで創作活動を行い、来館者に自らの作品の解説も行う。平松さんは「日本画を間近で鑑賞してもらい、興味を持ってもらうきっかけになれば」と期待している。

 アトリエは、平松さんが個展を開催して以来、縁があったという同館内に設けることを提案したことがきっかけ。町が国からの交付金も活用して約1億5千万円を投じ、5カ月で改修した。

 3階の一角にあり、広さは約87メートル。白い壁に囲まれ、同じく白い棚には、平松さんが愛用する絵の具や筆が所狭しと並べられている。自らの描きかけの作品や過去の展覧会のポスターも飾られている。

 中央に置かれた机で作品に取り組むという平松さんは「湯河原は、尊敬する2人の画家が晩年を過ごした場所」と完成を喜ぶ。画業の集大成として題材も「湯河原十景」を選んでおり、今後2年をかけ、完成させるつもりだ。

 29日には関係者を集めた内覧会や完成記念式典が開かれた。平松さんはアトリエを公開することについて「日本画はどこか閉鎖的で、オープンにすることを嫌う。工程や技法など見えづらいところがある」と説明。「子どもから大人まで興味を持ってもらい、日本画をにぎやかなジャンルにしたい」と笑顔で語った。既に着手している湯河原十景については「観光地として有名な場所だけでなく、自ら町を歩いて見つけた気に入った場所も描きたい」と説明した。

 アトリエの一般公開のうち、平松さんによる案内は土・日曜を中心に月4回程度で、1日2回行う予定。各回定員20人で、当日申し込む。1回目は7日午前10時半から。それ以外でもアトリエ内に立ち入ることができる。

 問い合わせは、同館電話0465(63)7788。


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