1. ホーム
  2. 社会
  3. 子育て支援語り合う 生きづらさ抱える親集い

支え合い
子育て支援語り合う 生きづらさ抱える親集い

社会 神奈川新聞  2019年09月25日 17:05

子育ての悩みを語り合った参加者=横浜市神奈川区、地域活動支援センターひふみ
子育ての悩みを語り合った参加者=横浜市神奈川区、地域活動支援センターひふみ

 心の不調や生きづらさを抱えながら子育てをしている人を支援しようと、「子育てカフェ~ランチ親子交流会」が8日、横浜市神奈川区の地域活動支援センターひふみで開かれた。県内外から約30人の親子が参加し、子育ての悩みを語り合ったほか、育児支援の充実を行政に訴えていく必要性を確認した。

 大阪大学大学院の蔭山正子准教授(保健学)が進める「精神障がい当事者の育児応援研究」に参加している精神障害者有志の主催。精神障害をはじめ、さまざまな生きづらさを抱える人にとって、子育ての悩みを相談できる場が少ないことから企画された。今回が第1回。

 大きなテーマとなったのは、親の精神障害などを理由に、行政が子どもを親から引き離し、親族に養育を任せたり、児童養護施設などに入所させるケースがある問題。

 ある女性は「子どもを奪われないかと不安があり、行政には精神障害のことを相談しにくい」と話した。別の女性は「子どもと一緒に暮らせるという安心感があれば、入院を含め治療に積極的になれる」とした。

 子育て中の統合失調症の男性は「安易な親子分離は禍根を残す」と指摘し、「障害者総合支援法のサービスの居宅介護(ホームヘルプ)には育児支援も入っている。精神障害者も利用できるので行政に充実を訴えていきたい」と話した。適切な子育て支援は、障害のある親、その子どもはもちろん、多くの社会的メリットがあるとした。

 会では今後、2カ月に1回のペースで交流会を開催する予定。問い合わせは「ひふみ」☎045(548)5742。


シェアする