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【台風15号】10メートル超に高波到達 横浜・金沢区

社会 神奈川新聞  2019年09月18日 05:00

護岸の倒壊現場では、応急復旧作業が進められている=14日、横浜市金沢区
護岸の倒壊現場では、応急復旧作業が進められている=14日、横浜市金沢区

 台風15号の高波で大規模な浸水被害が出た横浜市金沢区の臨海部で、高さ10・9メートルの地点にまで波が達していたことが17日、分かった。国土交通省と合同で調査した市は「横浜港では経験したことがない高波だった」として詳しく調べるとともに、復旧方法を検討していく考えだ。

 市によると、合同調査チームが波の到達を確認したのは、福浦地区の横浜ヘリポート近くにある緑地内の築山。頂上の草や木が水流で倒れていた。高潮の影響も重なっていたとみられ、台風接近時の近隣の潮位は東京湾の平均海面から約90センチ高かったという。

 市港湾局の中野裕也局長は同日開かれた市会国際・経済・港湾委員会で「想定外の波浪だった。東京湾の中でこれほどの波が立つとは思わなかった」と強調。浸水被害が福浦、幸浦両地区のほぼ全域の約3・9平方キロメートルに及ぶことから、国の災害復旧事業の対象となるよう政府に要請していく考えを示した。

 護岸は12カ所で崩壊。大型の土のう(重さ約1・5トン)を2、3段積み重ねる応急復旧作業を実施しており、数日後に完了する見通しと説明した。

 また、市総務局によると、両地区の工業団地ではこれまでに399社の被害が確認された。調査は終わっていないが、市は19日午後3時からと同6時からの2回、事業者向けの説明会を市金沢産業振興センターで開き、支援制度などを案内する。


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