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伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

経済 神奈川新聞  2019年09月18日 05:00

今月末で閉店する伊勢丹相模原店=相模原市南区相模大野、2019年9月17日撮影 
今月末で閉店する伊勢丹相模原店=相模原市南区相模大野、2019年9月17日撮影 

 9月末で閉店する伊勢丹相模原店(相模原市南区相模大野)の建物や跡地について、持ち株会社の三越伊勢丹ホールディングス(HD)が野村不動産と売買交渉をしていることが17日、関係者への取材で分かった。野村不動産は建物を取り壊し、マンションに店舗が入る複合ビルの建設を検討している。

 神奈川新聞社の取材に対し、三越伊勢丹HDの幹部は「野村不動産と現在交渉しているのは事実」と説明している。

 同店は1990年にオープンし、地下3階・地上7階建てで、売り場面積は2万9500平方メートル。

 市によると、同店の建物を取り壊し、高層の建物に建て替える場合、建築基準法の日影規制の対象となる。規制に抵触する建物は原則として建てられないが、周囲の居住環境を害する恐れがないと市が認め、外部有識者らでつくる市建築審査会の同意を得れば建設が可能になるという。

 相模原市の本村賢太郎市長は8月に三越伊勢丹HDを訪れ、後継は地域経済の核となる施設になるよう要請。また、伊勢丹相模原店2階の店舗内通路が相模女子大学グリーンホール(市文化会館)などの周辺施設を結ぶ主要動線となってきたことから、今後も通路としての機能を維持するよう後継施設の運営会社と協議する方針を示している。

 三越伊勢丹HDの幹部は「市と野村不動産の交渉の結果を待っている段階」と述べた。

 同店は市内唯一の百貨店。市は駅ビルの「小田急相模大野ステーションスクエア」とショッピングセンター「ボーノ相模大野」とともに、伊勢丹相模原店を小田急線相模大野駅前の三つの核の一つと位置付けてきた。ボーノ相模大野は野村不動産グループが所有・運営している。

 三越伊勢丹HDは昨年9月、業績不振を理由に同店の閉店を発表。今年7月から閉店セールが行われている。


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