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水難救助、2種目でV 藤沢市消防が全国大会で快挙

社会 神奈川新聞  2019年09月14日 05:00

2種目全国トップの快挙を挙げた藤沢市消防局の水難救助隊員。右から林さん、伊藤さん、岩崎さん、矢吹さん。
2種目全国トップの快挙を挙げた藤沢市消防局の水難救助隊員。右から林さん、伊藤さん、岩崎さん、矢吹さん。

 消防レスキュー隊の「甲子園」と呼ばれる「全国消防救助技術大会」の水上の部で、藤沢市消防局の水難救助隊員が2種目で全国トップの快挙を成し遂げた。全国有数の海水浴場を抱え、高度な救助技術を誇る同局だが、2種目1位は初めて。東京五輪セーリング競技の江の島開催を控え、湘南の海の安心安全確保へ隊員たちは意気込みを新たにしている。 


五輪、海の安全へ


 今年で48回目となる同大会は8月25日、岡山市で開催された。藤沢市消防局からは、3種目に4人が出場。水中行方不明者の捜索を想定し個人技能を競う「複合検索」と、3人1組で水中でのロープ結索技術を競う「水中結索」の2種目で1位となった。

 複合検索に出場したのは、同市南消防署警備二課の林紘平さん(27)。3回目の挑戦で全国トップに輝いた。

 マスク、シュノーケル、フィンを着け、シュノーケリングで障害物を突破しながら水中のリングを捜索し引き揚げる同種目は難易度が高く、林さんは連日、厳しい訓練に取り組んだ結果、50メートルを22・8秒の速さでゴールした。

 水中結索には、同署警備一課の岩崎陽さん(31)、伊藤洋亮さん(28)、矢吹将人さん(32)の3人が出場。日頃の訓練、実際の救助活動を通じた連携によって、他のチームを圧倒する結果を残した。矢吹さんは、水難救助の「基本泳法」でも全国5位に。

 林さんは「スピードを落とさずに浮輪(障害物)をくぐり抜けたり、リングを取るときに減速しないように泳いだりする訓練を重ねてきた。全国大会出場という目標や職場の支えがあったので、自分を奮い立たせることができた」と振り返る。

 同局は「藤沢市の水難救助レベルの高さが広く知られることで、市民や観光客の安心につながれば」と、来年の東京五輪・パラリンピックを見据え、さらなる技術力、連携力の向上に取り組む構えだ。


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