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箱根登山107号再生カフェ開店 小田原の老舗かまぼこ店

話題 神奈川新聞  2019年09月12日 20:05

 今年7月に引退した箱根登山鉄道の車両「モハ1形107号」が、老舗かまぼこ店が小田原市内で運営するカフェの飲食スペースとして生まれ変わった。つり革や運転台はそのまま残され、レトロな雰囲気を楽しめる。カフェの運営者は「かまぼこになじみの薄かった客層を獲得したい。鉄道ファンが集う場にもなれば」と期待を込める。


カフェの飲食スペースとして生まれ変わった車両=小田原市風祭
カフェの飲食スペースとして生まれ変わった車両=小田原市風祭

飲食スペースとして設置された車両=小田原市風祭
飲食スペースとして設置された車両=小田原市風祭

 箱根登山鉄道から「鈴廣かまぼこ」(同市風祭)に無償譲渡された車両は、今月8日にオープンしたカフェ「えれんなごっそ CAFÉ107」(同)のイートインスペースとして利用される。

 車内のつり革や寄せ木細工柄のシートは“現役”当時のまま。窓越しに運転台を見ることもできる。電車での旅気分を味わってもらおうと、箱根湯本~強羅間車窓から見た景色の映像を流すモニターも設置。車両の下には、実際に使われていたレールが敷かれている。


セレモニーで連携強化に向けた協定を結んだ鈴廣かまぼこの鈴木博晶社長(左)と箱根登山鉄道の府川光夫社長=小田原市風祭
セレモニーで連携強化に向けた協定を結んだ鈴廣かまぼこの鈴木博晶社長(左)と箱根登山鉄道の府川光夫社長=小田原市風祭

 同日行われたセレモニーには関係者ら約30人が集まり、1世紀にわたって活躍した車両の新たな門出を祝った。同社の鈴木博晶社長は「(107号は)これからもさまざまな楽しみを提供するエネルギーを送ってくれる」とあいさつ。両社は小田原・箱根の観光振興に向けて連携協定を結んだ。

 カフェではかまぼこを使用したサンドイッチ、107号をモチーフにしたケーキなどを販売。この日は早くも親子連れや鉄道ファンらが訪れ、車内での飲食や撮影を楽しんでいた。

 川崎市高津区から訪れた小学3年生の柿田陸翔君(8)は「普段は電車の中で食べることがないので、楽しかった」と笑顔。東京都東久留米市の公務員山本留吉さん(32)は「引退は寂しかったが、きれいな形で保存、活用されるのはうれしい」と話していた。


カフェで販売されるかまぼこなどを使ったメニュー
カフェで販売されるかまぼこなどを使ったメニュー

セレモニーでテープカットを行う鈴廣かまぼこの鈴木智恵子会長(右から2人目)や箱根登山鉄道の府川光夫社長(中央)ら=小田原市風祭
セレモニーでテープカットを行う鈴廣かまぼこの鈴木智恵子会長(右から2人目)や箱根登山鉄道の府川光夫社長(中央)ら=小田原市風祭

 営業時間は午前10時から午後5時まで。問い合わせは、同店電話0465(23)7373。


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