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汐汲み神事、継承へ 大磯の海で砂採り神事 

話題 神奈川新聞  2019年09月11日 05:00

 伊勢原市下糟屋の高部屋神社に伝わる汐汲(しおく)み神事が7日、大磯町大磯の大磯照ケ崎海岸で執り行われた。神事は明治初頭に途切れたものの、2年前に復活した。氏子が海に入り、15日の例大祭で使う海水と海藻、浜の砂を採取した。

 同神社は、海の神様で、同海岸に上陸したとの言い伝えのある「住吉三神」を祭る。平安時代から明治初期まで、氏子と祭司の僧侶が海岸で海水と海藻のホンダワラ、砂を採る神事を行っていたが、明治初頭の廃仏毀釈(きしゃく)で僧侶が追放され、途切れていたという。


ひしゃくで海水をくむ氏子=7日、大磯町の照ケ崎海岸、2019年9月7日撮影
ひしゃくで海水をくむ氏子=7日、大磯町の照ケ崎海岸、2019年9月7日撮影

 7日は、伊勢原市内から訪れた氏子ら25人が見守る中、宮本佳昭宮司(56)が海に向かって神事を執り行った。白装束の氏子3人が海に入り、ひしゃくで海水をすくった。

 氏子総代代表の能條幸夫さん(78)は「準備が大変だったが、快く引き受けてくれる人がいてくれて心強い。昔から受け継がれた神事を続けていきたい」と話した。

 秋の例大祭は15日に行われ、砂を神社前の道にまく「浜砂撒(ま)き」を行い、ホンダワラを拝殿のしめ縄につり下げる。海水は火災予防の「鎮火水」として使用する。 


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