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「朝鮮人虐殺なかった」虚言助長はなぜ 

時代の正体 神奈川新聞  2019年09月08日 09:17

加藤直樹さん
加藤直樹さん

 「関東大震災の発生後、デマにおどらされた日本人が無辜(むこ)の朝鮮人や中国人を虐殺した」。これは政府も認める事実だ。ところがインターネットを中心に「実際に暴動はあった」「虐殺はなかった」という虚言が広がる。のみならず、こうした主張を自民党の政治家が議会で取り上げた結果、小池百合子都知事は関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典に歴代知事が送ってきた追悼文の送付をやめ、横浜市の社会科副読本でも朝鮮人虐殺に関する記述がねじ曲げられた。一体、何が起こっているのか。こうした「歴史修正主義」の動きに反論する書籍「TRICK トリック『朝鮮人虐殺』をなかったことにしたい人たち」(ころから)を6月に出版したフリーライターの加藤直樹さん(52)に聞いた。

 同書は、加藤さんが仲間と作成した虐殺否定論を否定するインターネットのサイトがもとになっている。サイトを作ったきっかけは、朝鮮人虐殺で何が起きたのかを歴史資料からたどった前著「九月、東京の路上で」(2014年)の出版後、在日コリアンの知人から寄せられた依頼だった。

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