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海老名市施設で本受け渡し 図書つなぐ障害者カフェ

話題 神奈川新聞  2019年09月07日 05:00

図書の取り次ぎを始めた海老名市障害者支援センター「あきば」内のカフェ「はみんぐ」=同市上今泉
図書の取り次ぎを始めた海老名市障害者支援センター「あきば」内のカフェ「はみんぐ」=同市上今泉

 海老名市は今月から、市障害者支援センター「あきば」(同市上今泉)内で市立図書館の図書の取り次ぎサービスを開始した。同センターに通所する知的障害者らが働くカフェ「はみんぐ」が窓口で、図書館の取り次ぎ業務を障害者支援拠点が担うのは珍しいという。市や施設関係者らは地域住民との交流の広がりに大きな期待を寄せている。

 同センターでは、中央と有馬の2館ある市立図書館のホームページから予約した図書の受け取りと、借りた図書の返却ができるようになった。

 近隣の「かしわ台連絡所」が事務効率化のため3月に廃止され、図書の取り次ぎ機能もなくなったため、市教育委員会は代替拠点の確保を検討。2018年5月にオープンし地域の憩いの場となっていた「はみんぐ」に白羽の矢が立った。

 市は実現に向け、図書館を所管する市教委学び支援課と、障害福祉部門の障がい福祉課が庁内で協議。同センターに取り次ぎを担ってもらうことで地域住民へのサービスを確保するとともに、月5万円ほどの委託料を指定管理者の社会福祉法人「星谷会」に支払うことを通じ、通所者の就労支援にもつなげられるようにした。

 同会担当者は「(取り次ぎ業務が)できるだろうかと考えたが、通所者の新たなやりがいや働く意欲が生まれると考えた」と説明。さらに「施設内にあるカフェなので今まで少し入りづらかったという地域の皆さんにも、今回の取り組みをきっかけに足を運んでもらって、はみんぐのことを知ってもらいたい」と期待を寄せる。

 通所者の30代の女性は「はみんぐに来る人が増えたらいい。もっと仕事を頑張りたい」と地域住民の来所を心待ちにしている。


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