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幸せ運ぶ月餅作り 横浜中華街で体験ツアー

話題 神奈川新聞  2019年09月07日 05:00

焼く前の月餅に卵黄をぬる参加者=横浜市中区
焼く前の月餅に卵黄をぬる参加者=横浜市中区

 日本の十五夜に当たり、豊作を祝う日でもある中国の重要な行事「中秋節」(ことしは9月13日)を前に、月餅作りを体験するツアーが6日、横浜市中区の横浜中華街で開かれた。約20人が「特級点心師」の指導の下、中秋節に欠かせない中国の伝統的な菓子作りに挑戦し、出来たての味を堪能した。横浜中華街発展会協同組合の主催。

 中秋節は、中国では春節(旧正月)に次ぐ大きな行事で、旧暦の8月15日。この日に月餅を食べると幸せになるという言い伝えがあり、中国では家族と食べたり、親しい人と贈り合ったりする習慣があるという。今回、中華街の歴史や文化を発信する横浜中華街コンシェルジュとともに伝統文化を学ぶコンシェルジュツアーの一環で開かれた。

 会場の馬クッキングスクールでは、エプロン姿の参加者がメモをとりながら講師の声に聞き入った。同スクールを営む馬双喜さんは「中国では中秋節の1カ月前から月餅を作り始める。当日を過ぎると、クリスマス後のクリスマスケーキのように値下げする」と、季節の風物詩としての月餅を説明した。

 続いて、特級点心師の蔡曜さんが「月餅には甘いあんが入る『広式』と、肉などの甘くないあんが入るパイ皮の『蘇式』という2種の月餅がある。95%が広式」と話し、デモンストレーションをしながら作り方を指導した。

 参加者は、基本的な広式月餅作りに挑戦。食材の量を慎重に量った後であんを皮に包み、型に入れた。月餅の形にうまく型から押し出せると「きれいな形になった」と歓声が上がった。焼き上がりの試食では、湯気が上がる月餅をおいしそうに味わう姿が見られた。

 同市緑区から参加した野原南子さん(50)は「ひたすら楽しかった。焼く前に表面に卵黄を塗る際、塗り過ぎてしまったので、型を買って自宅でリベンジしたい」と笑顔で話した。

【馬さんのかんたん!中秋月餅】
≪材料(12個分)≫
・市販の中華あん240グラム・薄力粉140グラム・メープルシロップ90グラム・サラダ油20グラム・バター10グラム・打ち粉(強力粉)適宜・卵黄1個

≪作り方≫
(1)中華あんを12等分し、丸める。
(2)皮となる生地を作る。サラダ油とメープルシロップに薄力粉をふるい入れ、バターを混ぜてまとめる。
(3)生地を12等分し、中華あんを包む。
(4)(3)を1つずつ丸めて打ち粉を振った型に入れて押し出す。手で成形しても良い。
(5)180度に予熱したオーブンで5分間焼き、表面に卵黄を塗って、さらに焼き色が付くまで10分ほど焼く。


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