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マーシャル諸島と戦争を追った映画 監督地元で上映、大和

話題 神奈川新聞  2019年09月06日 15:16

大川史織さん
大川史織さん

 大和市出身の映画監督、大川史織さん(31)がマーシャル諸島で戦死した日本兵の息子による慰霊の旅を追いかけたドキュメンタリー映画「タリナイ」が8日、大和市保健福祉センター(大和市鶴間)で上映される。

 大川さんは高校3年生の時にマーシャル諸島を訪問。島民が日本語で歌う曲を聴き、1945年の敗戦まで約30年間、日本軍の統治下だったことを知った。

 大学卒業後の2011年9月に単身移住。15年、ウォッチェ島で餓死した日本兵・佐藤冨五郎さんの息子である勉さん(78)に出会った。亡くなる前日まで書いていた冨五郎さんの日記を頼りに、勉さんは16年に渡島。島民が参列した慰霊祭で、涙声で父に語りかける姿などをまとめたのが、マーシャル語で「戦争」の意味を持つ「タリナイ」だ。

 映画は綿密な取材が評価され「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の奨励賞を受賞。8月には、撮影を行ったウォッチェ島など2カ所で上映した。

 構想に11年をかけた作品について大川さんは「日本人もマーシャル人も知らなかった歴史に触れることができた。マーシャルのことをもっと伝えたい」と話している。

 大和市の平和都市推進事業の一つである平和映画上映会の一環で行われ、午後1時半から(上映は同2時25分から)。前売り券500円、当日券800円(18歳以下はいずれも100円)。上映後、大川さんの講演会も行われる。問い合わせは市国際・男女共同参画課電話046(260)5164へ。


映画「タリナイ」の一場面 案内役の島民と共に、父・冨五郎さんの慰霊祭を行った
映画「タリナイ」の一場面 案内役の島民と共に、父・冨五郎さんの慰霊祭を行った

映画「タリナイ」の一場面 島民と話す佐藤勉さん(右)
映画「タリナイ」の一場面 島民と話す佐藤勉さん(右)

映画「タリナイ」の一場面 白くて美しい浜には、戦争の記憶が残されている
映画「タリナイ」の一場面 白くて美しい浜には、戦争の記憶が残されている

2019年8月に再びウォッチェ島を訪れた勉さん(左)
2019年8月に再びウォッチェ島を訪れた勉さん(左)

島で行った「タリナイ」の上映会=2019年8月
島で行った「タリナイ」の上映会=2019年8月

島で行った「タリナイ」の上映会=2019年8月
島で行った「タリナイ」の上映会=2019年8月

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