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猛雨 命守るために(3)
家庭ごとに行動計画

社会 神奈川新聞  2019年09月04日 21:26

 「大雨特別警報や避難指示が出たことを知らず、大丈夫だと思っていた。決壊には気付いたが、濁流が5分で押し寄せ、なすすべはなかった」(60代の男性会社員)、「主人と避難しようとしたが、道路冠水で車を出せず、自宅の2階からヘリコプターで救助してもらった。氾濫は警戒していなかった」(80代の主婦)
 2015年9月、1級河川・鬼怒川の堤防が決壊した関東・東北豪雨。市域の約3分の1が浸水した茨城県常総市では、逃げ遅れた4200人余りがヘリコプターなどで救助された。

 浮き彫りになったのは、避難のタイミングを計ることの難しさだ。80代の男性はかみしめる。「隣の人が一緒に逃げようと誘ってくれなかったら、避難しなかった」

 教訓を生かそうと、新たに掲げられた大規模氾濫対策のキーワードは「逃げ遅れゼロ」。達成の鍵を握る「マイ・タイムライン」に今、注目が集まっている。

 その原型である「タイムライン」(防災行動計画)は、行政機関が台風に備えるため、接近の3日程度前から取るべき行動を時系列で定めておくものだ。その主体を個人に置き換え、各家庭の状況やリスクなどを考慮してルールを決めておき、いざという時の避難に役立てる「予定表」がマイ・タイムラインだ。

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