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「検閲するつもりない」 不自由展で黒岩知事釈明

社会 神奈川新聞  2019年09月04日 05:00

「不自由展・その後」への自身の発言について釈明する黒岩祐治知事=県庁
「不自由展・その後」への自身の発言について釈明する黒岩祐治知事=県庁

 愛知県で開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題を巡り、黒岩祐治知事は3日の定例会見で、表現の自由を逸脱しているとした自身の発言について「慰安婦像問題という政治的メッセージに絞ったもので、一般的な政治的メッセージを認めないと言ったわけではない」と釈明。「私の言葉が足りなかった。誤解を与えたことは率直におわびしたい」と述べた。

 知事は先月27日の定例会見で、慰安婦を表現した少女像や昭和天皇とみられる人物を扱った企画展について「もし同じことが神奈川県であったとしたら、私は開催を認めない」などと発言。市民団体などから「芸術分野の表現に萎縮効果を生みかねない」「政治的圧力で許しがたい」といった反発を招いた。

 これに対し、元フジテレビキャスターだった知事は「検閲をするつもりは全くない。表現の自由がどれだけ大事かは自分が一番よく知っている」と強調。韓国政府が慰安婦問題の最終的解決をうたった2015年の日韓合意を履行せず、各地に慰安婦像を建立していると批判し「表現の自由とは全く別の問題。税金を使って展示することは県民の理解を得られないとの思いで申し上げた」と説明した。

 「政治家の判断で展示の可否を決めるべきでないのではないか」との質問に対し、「韓国政府が(慰安婦像を)どう使っているか。国同士の合意を守らないのはおかしい。あなたはどう思うのか」と気色ばむ場面もあった。県には賛否双方から60件を超える電話やメールが寄せられている。


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