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MMと関内つなぐ場所 地域のつながり作り模索

横浜みなと新聞 神奈川新聞  2019年09月02日 19:11

北仲通北第二公園からは、みなとみらい地区が一望できる =横浜市中区
北仲通北第二公園からは、みなとみらい地区が一望できる =横浜市中区

 みなとみらい線馬車道駅近くにある北仲通北第一、第二、第三公園(横浜市中区)。運河に面し、みなとみらい21(MM21)地区を一望できる三つの小さな公園は、周辺で働く人や観光客の憩いの場になっている。この3公園の清掃などを行う「北仲通北公園愛護会」を中心にした周辺住民らが、この地区から地域のつながりを広げようと、ユニークな活動を展開している。

 8月24日の夕方、近くに住む子どもたちが浴衣姿で続々と第二公園に集まってきた。今年で4回目となる「関内北仲キャナルパーク盆踊り」に参加するためだ。運河越しに見える横浜ランドマークタワーを「日本一の櫓(やぐら)」に見立て、定番の「炭坑節」や、馬車道、桜通りなどの地名が登場する「関内音頭」などで盆踊り。アフリカ音楽の演奏やサンバチームによるダンスも行われ、約700人が楽しんだ。


プロの舞踊家が指導する盆踊りの練習会も開かれた =横浜市中区
プロの舞踊家が指導する盆踊りの練習会も開かれた =横浜市中区

 MM21地区と関内地区の中間地点にあり、かつて倉庫が並んでいた北仲通北地区は大規模な再開発が行われている。3公園も、その中で2015年に開園。愛護会は翌16年、近くに住み、娘らと公園の清掃をしていた一宮均さんが中土木事務所に相談して立ち上げた。一宮さんはいま、会長を務める。

 各地の公園愛護会は通常、公園の清掃・除草や花木の水やり、利用者へのマナーの呼びかけが一般的な活動だ。だが、北仲通北公園愛護会では「公園を楽しく使い、交流の場に」(一宮さん)しようと、周辺住民によるピクニックや、ドレスコードを付けた乾杯イベントなど独自の活動も行っている。

 目的は地域と人のつながりを広げることだ。


活動について話す一宮さん =横浜市中区
活動について話す一宮さん =横浜市中区

 同地区では、20年に横浜市庁舎が移転予定。ホテルや高層マンションも建築中で、新たに2千人近い住民を迎えることになる。「何かしていれば広がりができていく」と一宮さん。実際、公園で行った防災訓練にはマンションの入居予定者も参加したという。

 大きく変わる街の、かつての姿も発信している。第二公園で開かれる「北仲マルシェ」では、同地区の歴史を発信するパネルを展示。同会のホームページ「北仲キャナル」でも公開していく予定だ。

 「再開発でたまたまできた公園から、交流の輪を広げていきたい」と一宮さん。横浜の新たな顔になる地区で、今後もさまざまな活動を考えている。


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