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シーサイドライン逆走事故
自動運転を再開 運転席には保安要員を配置

社会 神奈川新聞  2019年08月31日 12:54

自動運転が再開されたシーサイドラインの車窓を楽しむ乗客ら=31日午前9時半ごろ、横浜市磯子区のシーサイドライン新杉田駅付近
自動運転が再開されたシーサイドラインの車窓を楽しむ乗客ら=31日午前9時半ごろ、横浜市磯子区のシーサイドライン新杉田駅付近

 6月の逆走事故後、有人運行を続けてきた横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」が31日、自動運転を再開した。万一の事態に備え運転席に保安要員を配置しての運行で、完全無人の自動運転は9月6日以降になる見通し。乗客からは不安の一方、事故前の65%程度にとどまる運行本数の早期拡大を求める声も少なくなかった。

 始発から状況を見守った運行会社「横浜シーサイドライン」の鈴木龍実業務課長は「信頼を回復できるよう安全運行の取り組みをしっかりやっていきたい」と話した。

 6日以降の完全無人運転によって運行本数を増やし、事故前の98%程度に回復させる。それ以降も新杉田と金沢八景の両駅ホームに保安要員を配置し、非常停止ボタンをいつでも押せる体制を1カ月程度実施するという。

 横浜市栄区から親子連れで八景島シーパラダイスへ遊びに来た会社員の男性(36)は「小さい子どもも一緒なので少し不安」と緊張の面持ち。一方で、千葉県から家族4人で乗車した会社員の男性(33)は「子どもも楽しみにしていたので、復旧していて良かった」と話し、先頭で車窓の景色を楽しんでいた。

 逆走事故は6月1日夜に発生。乗客17人がけがを負った。地上側から進行方向の情報を伝えるケーブルの断線が原因だった。断線した場合にブレーキが作動するなどの対策を導入、試運転を繰り返し、自動運転再開にこぎ着けた。


自動運転を再開した「金沢シーサイドライン」。運転席には保安要員が立ち、万一の事態に備えた=31日、新杉田駅
自動運転を再開した「金沢シーサイドライン」。運転席には保安要員が立ち、万一の事態に備えた=31日、新杉田駅

自動運転再開とその経緯などを説明する「横浜シーサイドライン」の鈴木龍実業務課長=31日、横浜市磯子区の新杉田駅
自動運転再開とその経緯などを説明する「横浜シーサイドライン」の鈴木龍実業務課長=31日、横浜市磯子区の新杉田駅

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