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減災
災害情報瞬時に共有 「Kアラート」10月から試験運用

政治行政 神奈川新聞  2019年08月30日 05:00

 地震や火災など大規模災害発生時の初動体制強化に向け、神奈川県は28日、県内の全24消防本部と緊急情報を瞬時に共有する新システム「Kアラート」の試験運用を10月にスタートさせると明らかにした。無料通信アプリLINE(ライン)のビジネス版「ラインワークス」を活用し、訓練や実践で効果を検証。本年度内の本格導入を目指すという。

 Kアラートは、119番情報や消防部隊の出動情報をリアルタイムで共有する仕組み。災害発生時に広域対応が必要と判断した消防本部が緊急情報を入力すると、他地域で出動可能な部隊に応援要請が届く。県は2018年度予算に約2千万円を計上して実証実験を試みたが、コスト増などの課題が生じていた。

 ラインワークスは、タブレット端末を使用するなど利用方法はラインとほぼ同じだが、セキュリティー強化や「既読」情報の個別把握といった機能が特徴。県のシステムに要する費用は、導入費と年間経費それぞれ約200万円という。

 県は28日、同アプリを運営するワークスモバイルジャパン(東京都)、トランスコスモス(同)と協定を締結。黒岩祐治知事は「情報共有はファクスや電話だったが、アプリを使うことで初動対応力の強化につながる」と語った。


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