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減災
住民有志が防災マップ 土砂災害にも備え 三浦市・城ケ島

社会 神奈川新聞  2019年08月29日 05:00

拡大した土砂災害の自主防災マップをトイレに掲示する地区防災隊のメンバー=24日、城ケ島
拡大した土砂災害の自主防災マップをトイレに掲示する地区防災隊のメンバー=24日、城ケ島

 三浦市・城ケ島の住民有志が土砂災害の自主防災マップを作製し、島内の全世帯に配布した。昨年7月の西日本豪雨を契機に、海に囲まれた地域で、津波や高潮だけでなく、土砂災害にも備えてもらおうと企画。島内を歩いて避難路や注意すべき場所などを確認し、県作製のマップに落とし込んだ。また観光客にも注意を呼び掛けるため、島内5カ所にマップも掲示した。

 作製したのは、防災訓練の準備や災害発生時の対応などを担う住民ボランティアの「城ケ島区自主防災隊」。

 A3判のマップには、大雨時に土砂災害や浸水が懸念される場所のほか、崩落の危険性があるブロック塀、ふたが付いていない側溝などの場所を明示。避難所の位置や消火器、自動体外式除細動器(AED)、公衆トイレなど災害発生時に把握しておきたい場所、安全な避難路なども記載した。

 西日本豪雨を受け、土砂災害への意識を高めたい県や市の提案を受け、マップ作製を企画。同隊を中心に住民約50人で3月、島内を実際に歩いて回り、県作製の「土砂災害ハザードマップ」に情報を加えて完成させた。島内の約200世帯のほか、地元水産会社などにも配布した。

 城ケ島は近年、観光客が増加傾向にある。そこで観光客にも情報を周知するため、県営駐車場脇のトイレ3カ所、城ケ島漁業協同組合直営の売店、区民センターの計5カ所に、縦130センチ、横約95センチに拡大したマップを掲示した。

 同隊の池田幸弘さん(61)、黒川秀義さん(71)とともに掲示作業に汗を流した隊長の池田作義さん(72)は「全国で土砂災害が相次いでいる。観光客にも避難路などを確認してもらい、いざに備えてもらえたら」と期待している。


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