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シーサイドライン逆走事故
31日から自動運転再開へ 無人は最も早くて9月6日

社会 神奈川新聞  2019年08月27日 20:44

自動運転再開について説明する横浜シーサイドラインの三上社長(中央)=横浜市金沢区の同社
自動運転再開について説明する横浜シーサイドラインの三上社長(中央)=横浜市金沢区の同社

 横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の逆走事故で、運行会社は27日、31日始発から自動運転を再開する、と発表した。事故から3カ月ぶり。ただ3日ごとに行う「列車検査」を2回実施して安全性を確認するまで、運転席に保安要員を配置する。無人の完全自動運転は、最も早くて9月6日に再開される見通し。

 運行会社「横浜シーサイドライン」(同市金沢区)が27日、会見を開き、明らかにした。三上章彦社長は「輸送の安全確保と信頼回復に向け、全社員一丸となって取り組む」と説明、「事故を二度と起こさないよう、約束する」と述べ、改めて謝罪した。

 運転席に添乗する保安要員は万が一の場合、手動で緊急停止をしたり、司令所へ通報したりする。ダイヤは事故後と同様、通常の65%程度で運行。事故で車両が1編成減ったため、無人運転再開後も98%程度になる。

 また9月末をめどに改修箇所を重点的に点検する予定で、それまでは新杉田(同市磯子区)と金沢八景(同市金沢区)の両駅ホームに保安要員を置く。

 事故は6月1日夜、新杉田駅で起きた。同駅を発車した並木中央行きの車両が逆走し、約25メートル後方の車止めに衝突。乗客17人がけがを負った。同社などの調査で、車両側の回路が一部断線しており、地上側の装置から送られた進行方向切り替えの指示がモーターに伝わっていなかったことが判明した。

 再発防止策として、同社は進行方向の回路に異常が起きた場合は発車できず、司令所にも異常を知らせる仕組みにした。さらに車両が走りだしても自動で非常ブレーキが掛かる設計も取り入れ、国土交通省設置の検討会が有効と確認した。

 事故から3日後、同社は有人の手動運転で運行を再開していた。


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