
大規模災害への備えを学ぶ「防災フェア」が24日、平塚市総合公園(同市大原)で行われた。同市の総合防災訓練の一環で、参加者は「いざ」への心構えを新たにした。
防災フェアと防災訓練には同市や民間事業者など計58団体が参加。市消防団のブースでは子どもたちが消防士の格好をして小型ポンプによる放水作業を体験した。また非常食の試食会のほか、災害用特殊車両や高所作業車などの乗車体験ブースも親子連れに人気を集めた。
総合訓練では、大規模地震で土砂崩れや家屋倒壊が起き、火災が発生した家屋から逃げ遅れた人を救出するという想定で市消防本部、県警、陸上自衛隊などが連携。市消防本部などが「地震発生後は電気が原因の火災が多い。感震ブレーカーの導入を」と来場者に呼び掛けた。