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基地アーカイブ(2012年2月)
米国の基地を歩く(8)環境、先住民の尊厳…欠かせぬ配慮

社会 神奈川新聞  2019年08月21日 03:56

 ハワイ州オアフ島の東部に突き出す半島を、米海兵隊カネオヘ基地が占めている。

 射撃場のある岬の一帯は海鳥の生息地。貴重種も多い。1990年には敷地を覆う雑草に引火して「130羽のアカアシカツオドリが死んだ」(海兵隊ハワイ基地司令部)。

 基地は火災後、防火帯や消火栓を整備した。訓練でも野生動物を故意に傷つければ処罰の対象になる。演習場内は禁煙だ。

 ハワイの島々では、軍事施設内にも豊かな自然や考古学的な資源が残っている例が少なくない。「(観光中心の)地元経済が、保全された環境に左右されることは認識している」とする米海軍も、艦船の母港、真珠湾に水鳥の野生動物保護区を抱えている。

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 オアフ島のリゾート地から離れて西へ向かうと、「リーワード」と呼ばれる海岸に沿って、マクア峡谷の山肌が連なる。

 マクアはハワイ語で「親」を意味する。先住民にとっては、祖先が生まれたと伝わる聖地だ。

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