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住民・議員・経営者 地域課題に立場超え議論 横須賀

話題 神奈川新聞  2019年08月20日 05:00

地域の課題について、活発な議論が行われたイベント=三浦学苑高校
地域の課題について、活発な議論が行われたイベント=三浦学苑高校

 地域が直面する課題について、住民自らが立場を超えて解決策を探るイベントが18日、三浦学苑高校(横須賀市衣笠栄町)で開かれた。企業経営者や市議会議員、医師ら約240人が参加。「政治」や「医療」、「福祉」など、12のテーマで議論した。

 「よこすか・ゆめ・みらい」と銘打ったイベントは、同校の特進コースに所属する1年生24人が初めて主催。同校生徒会のメンバーも手伝った。

 イベントでは、テーマごとにブースを用意。市議や企業経営者、医師らその現状に詳しい専門家をゲストに招いた。また来場者にも関心があるテーマを選んで参加してもらい、全員で話し合った。

 「政治」では、「米海軍横須賀基地がなくなると、どうなるのか」を議題に設定。参加者からは「広大な海辺の土地や、基地内にある明治期の文化遺産が活用できる」と肯定する意見や、「安全保障のバランスが変化する可能性がある」とその影響を懸念する意見が出された。また「過疎」では、横須賀、三浦両市で歯止めがかからない人口減少の解決策について、頭を悩ませた。イベントに参加した武相高校2年の安藤凜太郎さん(17)は「当事者の話を聞く機会は貴重で、より関心が深まった」と話した。

 この日出された意見は、生徒らがリポートにまとめて参加者全員に配るほか、市議会などに政策提言として提出したい考えだ。リーダーを務めた三浦学苑高校1年の平田文さん(15)は「自分では考えもしなかった意見が出て、驚いた」と感想を述べた。イベントの開催を後押しした国語科の佐々木綱衛教諭(37)は「生徒たちには、さまざまな立場の人がいることを知り、先入観にとらわれない人に育ってほしい」と話した。


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