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沖縄戦の記憶(2)
望郷の遺書修復を

社会 神奈川新聞  2019年08月16日 05:00

 「決死敢闘悔いなし」。そう結ばれた遺書を74年前に書いたのは、「鉄血勤皇隊」として沖縄戦で戦死した沖縄県立第一中学校(一中、現・首里高校)3年の根神屋昭(ねがみや・あきら)さん=享年(17)=だった。

 「御国の為(ため)に大君の為に散る覚悟でいます」の一文の直後には「もう一度父母兄弟の顔が見たくてたまりません」。「もし幸いにも生還をするならば再び父母兄弟の顔が見られる事でしょう」とも記し、古里の家族を慕い、死を前に揺れ動く心情をのぞかせる。

 卒業生らでつくる養秀同窓会の太田幸子副会長(69)は当時の皇民化教育の影響が遺書に表れていると指摘する。「『お国のため』と言いつつ、生きて家族に会いたいとの願いが切ない。年端もいかぬ少年はどんな気持ちだったのか」

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