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海に続く商店街でイベント 「鵠の宵待ち市」初開催 藤沢

話題 神奈川新聞  2019年08月16日 05:00

鵠の宵待ち市向けに作成した保存版の「鵠沼海岸商店街MAP」
鵠の宵待ち市向けに作成した保存版の「鵠沼海岸商店街MAP」

 海岸近くの別荘地を背景に発展した藤沢市の鵠沼海岸商店街。湘南のイメージとともに、藤沢駅にも近いことなどから、近年、若年層やファミリー層が移り住むケースが増えつつある。同商店街振興組合(齋藤光久理事長)は、商圏の変化を捉え、「鵠(くぐい)の宵待ち市」と銘打ったイベントを16、17の両日夜、初開催する。併せて商店街の全店舗をイラストで紹介した本格的な保存版マップも作成、新たな顧客層にアピールする。

 同商店街は約180店舗で構成。同市内の商店街で2番目の規模で、入り口となる小田急江ノ島線鵠沼海岸駅の1日当たりの乗降客は通勤客を中心に2万人を上回っている。

 鵠の宵待ち市は本年度の藤沢市商店街にぎわいまちづくり支援事業に採択され、40店が参加。「海に続く商店街で感じる、懐かしくて新しい湘南の風情」をテーマに、各店の店頭に、当てくじや輪投げ、射的、ラムネやたこ焼き、焼き鳥、綿あめなどの露店がお目見えし、定番のビンゴ大会も行われ、昔ながらの風情が残る商店街を舞台に夜市のムードを盛り上げる。

 同振興組合は従来、近隣にある鵠沼市民センターで夏場に夜祭りを開催してきた。会場を商店街に移しての本格的なイベントを始めることについて、齋藤理事長は「近隣の住民に商店街に足を運び、現在の店舗の状況などを知ってもらうため。店舗が入れ替わり、保存版の商店街マップも新たに作成した」と話す。

 鵠沼海岸は大正から昭和にかけて芥川龍之介ら多くの文人に愛され、数々の名作の執筆拠点となった旅館「東屋」は海岸近くに立地。同商店街は海岸を中心とする周辺地域の発展と共に成長してきた。

 別荘地は富裕層が住む屋敷街、一戸建て住宅街へと変遷。商店街には鮮魚店や青果店など古くからの店舗が残る一方で、近年は飲食、サービス系の新店舗が増加している。齋藤理事長は「多い時には20店舗近くが入れ替わったこともある。周辺の住宅街には若い人が多く住み始めているので、鵠の宵待ち市を通じて、どんな店があるのかを知り、継続して利用するきっかけにしてほしい」と期待を込める。

 両日とも午後5時から同8時まで。雨天決行。詳細は同組合フェイスブック。


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