
北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の早期救出を訴える催し「めぐみちゃんと家族のメッセージ 映画上映会・写真展」が14日、川崎市麻生区の市アートセンターで始まった。父親の滋さんが撮影しためぐみさんと家族の写真など約40点を展示。19日まで。
拉致問題について理解を深め、関心を持ち続けてもらおうと、市が各区を巡回する形で毎年開いている。滋さん、早紀江さん夫妻の自宅マンションの住民有志でつくる「あさがおの会」が、展示資料の貸し出しなどで協力している。
今回は、めぐみさんが双子の弟にキスする姿や運動会でほほ笑む様子などを収めた写真を展示。拉致問題に関する関係年表や、めぐみさん救出に向けた市の取り組みもパネルで紹介している。
同会代表の田島忠さんは「拉致問題に関心を持ち続けてもらうことが重要。めぐみさんには一日も早く日本へ戻ってきてほしい」と話していた。
19日には、残された家族の苦悩などを描いた25分間のドキュメンタリーアニメ映画「めぐみ」を上映する予定。写真展、上映会とも入場無料。