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沖縄戦の記憶(1-下)
継承へ募る危機感

社会 神奈川新聞  2019年08月15日 05:00

 「ひめゆり平和祈念資料館」(沖縄県糸満市)で初の戦後世代の館長となった普天間朝佳さん(59)は、2020年7月のリニューアルに向けて職員たちと準備を進める。

 「(周囲に戦争体験者がいない)戦争から遠くなってゆく世代に、沖縄戦と向き合ってもらいたい」との思いを込め、そのための仕組みづくりに熟慮を重ねる。例えば、展示や講話の中で使う「艦砲射撃」や「皇民化教育」などの表現を分かりやすく解説して若い世代に理解を促すほか、海外からの観光客向けに多言語化を図る。

 「後世に伝えたい教訓はたくさんあるが、若い世代に関心を持ってもらうことがとても難しい」。背景にある事情は切実だ。

 入館者が最も多かった1999年は年間100万人を超えたが、2005年以降は減り続け、18年は53万人にまで落ち込んだ。

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