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幸運に導かれた守護神 ハンドボール・坂井幹

スポーツ 神奈川新聞  2019年08月12日 20:56

 ハンドボール日本代表「彗星(すいせい)ジャパン」は来夏の東京で1988年ソウル大会以来、32年ぶりとなるオリンピックの舞台に挑む。歴史を動かそうとするチームで192センチの巨体GKが、ひときわ目立っている。有馬高時代は全くの無名選手だった坂井幹(豊田合成)は、当時は夢にも思い描かなかった五輪代表入りを見据えている。


ハンドボール・坂井幹
ハンドボール・坂井幹

 192センチの巨体が大きく揺れ、強豪韓国のシューターを威圧する。スタメン出場した坂井がチームを奮い立たせた。前半6分、反則で相手に与えた7メートルスロー。ゴール前に大の字となって立ちはだかり、ボールをはじくと「やれる!」と、雄たけびを上げた。

 若手が見せた闘志に、ベンチの先輩たちも総立ちだ。前半終了間際には顔面でシュートストップ。張り切りすぎて後半に右脚の肉離れが再発してベンチに退いたものの、ガッツあふれる守護神が35-27の勝利を引き寄せた。

 6月19日、東京・立川で行われた伝統の日韓定期戦。過去13勝4分け42敗と大きく負け越している宿敵から3年ぶりに奪った白星だった。

 坂井にとって約1年ぶりの代表戦。昨夏のジャカルタ・アジア大会では主力として4強入りしたが、冬の世界選手権直前に左人さし指を骨折して離脱。復帰戦を前に「出るからには勝って結果を残さなければ信頼は得られない」と燃え尽きるほどの覚悟で臨み、絶好のアピールとなった。

 今でこそ堂々と五輪を目指す立場にいる坂井だが、「こんなについている人、いないですよね」と語るように、人生の節目で“三つの幸運”に導かれてきた。

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