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落書き消し隊、川崎に出動14年 発祥は子どもたち

話題 神奈川新聞  2019年08月11日 07:00

ローラーで丁寧にペンキを塗り、落書きを消す児童ら=川崎市宮前区
ローラーで丁寧にペンキを塗り、落書きを消す児童ら=川崎市宮前区

 川崎市宮前区で美化活動を続ける市民グループ「落書き戦隊ケスンジャー」(佐藤利枝代表)と地域住民ら約80人が10日、同区馬絹のトンネル「第四梶ケ谷架道橋」の壁面の落書きを消す作業を行った。

 ケスンジャーは、佐藤代表の息子の利也さん(25)が区内の市立菅生小学校6年だった14年前、公園の遊具に書かれた友人の悪口を数人の児童と自主的に消したのが活動の発端。子どもたちの思いを知った保護者が協力。2009年からは区役所も連携し、参加者が増えていったという。

 10日は、区社会福祉協議会のボランティア体験学習に参加している子どもやその保護者、区内の塗装業者らに交じり、“元祖”メンバーの青山勇太さん(26)らも参加。青山さんは「子どもたちだけで始めた当初は、消しているのに『落書きをするな』と大人に怒られたこともあった」と振り返り、「ここまでよく続けてこられた。活動が広がってうれしい」と笑顔を見せた。

 参加者は約180メートルの壁面のあちこちにスプレーなどで書かれた落書きを、グレーのペンキで上から塗りつぶした。マスクにゴーグル、軍手を着用した小学3年の男児(8)は「車で通る時に落書きが見えて嫌だった。(ペンキを塗る)ローラーが重くて大変だけど、頑張る」と熱心に取り組んでいた。


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