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被爆の記憶を語り継ぐ 大磯で講演「人生を変えられた」

社会 神奈川新聞  2019年08月11日 05:00

「核兵器を二度と使わせてはいけない」と訴える森さん(右)=大磯町郷土資料館
「核兵器を二度と使わせてはいけない」と訴える森さん(右)=大磯町郷土資料館

 原爆の悲惨さ後世に-。74年前に長崎で被爆した森徹さん(77)=大磯町=が10日、同町西小磯の町郷土資料館で開かれた「戦争を語り継ぐ大磯の会」(実行委員会主催)で、原爆の恐ろしさを語った。放射線の影響か、白内障や胃がんを患い「原爆によって人生が変えられた」。地元の学校で語り部として戦争の悲惨さを伝える活動も今年で10年目。「誰かが語り継がなければ記憶は風化していく」。核兵器なき世界の実現と平和への願いを次世代につなげ続ける。

 母と一緒に道を歩いた時、急に背中が熱くなるのを感じた。振り向くと強烈な光が見え、慌てて近くの木の陰に隠れた。直後に猛烈な爆風が吹き荒れ、民家のガラス戸が割れてはじけ飛んだ。

 1945年8月9日、森さんは長崎市に隣接する長与村(現長与町)で被爆した。3歳の時の記憶は、今も消えることはない。

 体の異変が起きたのは小学5年の冬。全身に紫斑ができ、体が動かなくなった。ビタミン剤の注射を毎日打ち続け、6年に進級するころには回復したが、子ども心に「20歳までは生きられないかもしれない」と覚悟を決めた。

 中学生のころ、父が被爆地の様子を話したことがあった。

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