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世界セーリング銀で五輪へ ママでメダル狙うベテラン吉田

スポーツ 神奈川新聞  2019年08月10日 05:00

表彰式前に長男・琉良君と時間を過ごす吉田
表彰式前に長男・琉良君と時間を過ごす吉田

 競技歴28年のベテランと、10歳年下で脂が乗り始めた気鋭の成長株のペアが、地元で五輪切符を勝ち取った。円熟味を増す吉田にとって東京五輪は、ママとして出場する大会になる。

 吉田は旧姓・近藤時代を通じ4度目の五輪となる。初出場の北京大会は振るわず、ロンドンも「金メダル候補」と呼ばれながら結果を残せず、悔しい思いをした。

 2013年にペアを組み始めた吉岡とは相性抜群で、リオ五輪では5位に入賞した。その後、男子470級ロンドン五輪代表の夫・雄悟コーチ(35)との間に長男を授かり、17年6月に出産。一時活動を休止して同年秋に復帰した。

 大会を通じて、レース後には必ず、2歳の長男の面倒を見る吉田の姿があった。「(遠征などで)いつも振り回してしまっているけど、息子も頑張っている。あの笑顔を見ると苦しいこともどうにかなる」と母の笑みを浮かべる。

 相棒の吉岡も「こちらが疲れているときも和やかにしてくれて、チームにとってもいい影響を与えてくれる」と続ける。

 小学1年から競技を始めた吉田にとって、江の島は自らの競技人生を育んでくれた原点だ。家族が増え、多くの仲間に支えられ、さらに強くなったセーラーの勇姿を見せてくれるはずだ。


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