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時代の正体
パブコメに賛同意見を 条例制定で罰則化

時代の正体 神奈川新聞  2019年08月09日 05:00

 ヘイトスピーチの根絶はデマとの闘いでもある。虚言、捏造(ねつぞう)をセットに差別扇動は効果を増す。存在しない「在日特権」を持ち出し、朝鮮人が優遇されているせいで日本人が割を食っている、だから朝鮮人をたたき出せという手法が差別主義者の恥知らずぶり、卑劣さをよく表している。

 ヘイトスピーチを犯罪として処罰する川崎市の条例ができては困るレイシストが、やはりデマを用いて攻撃を仕掛けている。極右政治団体「日本第一党」の最高顧問瀬戸弘幸氏は、条例へのパブリックコメント(意見公募)に反対意見を送るようブログで呼び掛けている。いわく「在日特権条例が成立したら、在日朝鮮人が大手を振って、日本人はおびえて暮らす街になる」。マイノリティーを敵に仕立てて排斥するヘイトスピーチの卑劣は繰り返され、インターネット上では「日本人差別条例」「言論弾圧」というでたらめが拡散する。福田紀彦市長は会見で「素案を見ていないと思われる意見がかなりある」と明かしたが、条例阻止と在日市民への攻撃が目的である以上、素案を確かめる必要などないのだ。

自由守るため

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