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1年ぶり公式戦フル出場(サッカー日大藤沢高)
骨肉腫乗り越え 柴田復活の2発

スポーツ 神奈川新聞  2017年09月12日 12:37

復活を告げる2ゴールをマークした日大藤沢高・柴田(右)=日大藤沢高
復活を告げる2ゴールをマークした日大藤沢高・柴田(右)=日大藤沢高

 今夏の全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子で準優勝した日大藤沢高に、誰よりもサッカーを愛する仲間が戻ってきた。骨肉腫による闘病生活を乗り越え、柴田晋太朗(3年)が約1年ぶりに公式戦で先発復帰。フル出場し復活を告げる2ゴールを決めた18歳は「ようやくみんなと同じ場所に立てたんだな」。試合後は自分への応援歌が胸に染み、目頭を押さえた。

 9月10日。県U-18サッカーリーグ4部(K4)の湘南高C戦で、背番号9は喜びをかみしめるように走りだした。「武者震いした。何が何でもやってやる」。スタンドには、ともにインターハイに出場した東海大相模の部員らも駆け付け、大声援で後押しした。

 思いに応えたのは前半35分だ。ペナルティーエリア外から自慢の左足を振り抜き、逆サイドのネットを揺らす。その1分後にも得点し、左拳を突き上げた。母美菜子さんは「サッカーがないと生きていけない子。仲間の支えがあったからここまで来られた」と愛息を見守った。

 右肩が激痛に襲われたのは昨年8月のこと。病院でがんの一種、骨肉腫と診断された。約9カ月間の闘病生活を経て、6月の県総体やインターハイはサポートメンバーとしてチームに帯同。「早くピッチに戻りたい」。夏場から徐々に練習の強度を上げ、公式戦の先発を実力でつかんだ。

 今後も継続的に治療は続く。7日には、がんと闘いながら現役のFリーガーとしてプレーする久光重貴(湘南)と会った。「限られたルールの中で、役割、責任を持って行動していく」と、病気との付き合い方を自分なりに解釈した。

 真っ黒に日焼けした姿は、充実した日々を思い起こさせた。「きょうのプレーだと、Aチームには入れない。練習から食い込めるように日々努力したい」。足元には闘病中に3年生の仲間からもらった誕生日プレゼントの金色のスパイクが輝いていた。


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