1. ホーム
  2. 社会
  3. 誰もが担い手なれる

バリアフリーの海へ in Yuigahama(下)
誰もが担い手なれる

社会 神奈川新聞  2019年08月06日 18:00

車椅子利用者だけでなく、親子連れなど多くの海水浴客に利用されている木製ボード=5日、由比ガ浜海水浴場
車椅子利用者だけでなく、親子連れなど多くの海水浴客に利用されている木製ボード=5日、由比ガ浜海水浴場

 県内初のバリアフリービーチの由比ケ浜海岸(鎌倉市)。オープンから約1カ月の5日、海の家やトイレを車椅子で行き来できるように敷かれた木製ボードの上を、幼い子どもやお年寄りも行き交う。3歳の息子を連れた母親(37)はボードの上を歩き、ほほ笑んだ。「みんなに優しいビーチってうれしいですね」

 元々、バリアフリー化が進んだ海水浴場ではあった。2016年4月、由比ガ浜茶亭組合と市が協力し、安全性や環境保全といった基準を満たしたビーチなどに与えられる国際認証「ブルーフラッグ」を、アジアで初めて取得。それを機に、一部の海の家にスロープを設け、水陸両用車椅子を常備した。

 先進的な取り組みを進める同組合だが、増田元秀組合長は、バリアフリービーチ開設の中心的な役割を果たした地元在住のサーファー内田一音さん(47)と出会い、「改めて気付かされたことがある」

 内田さんが創設した障害者のためのサーフィン教室「Epic」主催の体験会にも足を運び、健常者と同じようにサーフィンをしたり、海の家で飲食を楽しんだりしたいという障害者の願いを感じた。「海を楽しむ機会を誰にも失わせたくない。そのための環境を整えたい」。増田さんは意を強くする。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする