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箱根町立仙石原幼児学園 (箱根町仙石原)

教室に行こう 神奈川新聞  2019年08月06日 15:26

関わり方学ぶ3歳児 
「かして!」とみんなで言うと、「いいよ」


トラ君がミニカーを取っちゃった
トラ君がミニカーを取っちゃった

 7月。梅雨空の下、もも組の3歳児たちは、朝から先生と一緒に戦隊ヒーローの音楽に合わせて踊り、かっこよくポーズを決めている。

 「せんせい、おはようございます!」。朝の歌と元気なあいさつで、一日が始まる。

 「何か、聞こえない?」。先生が尋ねると、子どもたちは、耳を澄ます。パペット(人形)のサル君が登場し、子どもたちはそろって、注目する。「トラ君は、どこにいるかな?」「あそこにいるよ!」。教室の隅にいたトラ君を見つけた。

 次に「?(はてな)ボックス」の登場。「サル君の好きなものが入っているよ。何かな?」。先生が尋ねると、「メロン!」「バナナ!」と子どもたちが答える。中身はミニカーだ。


「かして」って言うんだよね
「かして」って言うんだよね

 サル君がミニカーで遊んでいると、トラ君が遊びたくなって、勝手に取っちゃった。サル君が怒って取り返したら、今度は、トラ君がたたいたりつねったり。「いいのかな?」と、先生が尋ねる。「ダメー!」「バツ!」と、一斉に子どもたち。一人の女の子が、つぶやいた。「そういうときは、『かして』って言えば、いいの」

 「トラ君、恥ずかしいんだって。みんなで言ってくれる?」。先生が言うと、子どもたちは、みんなで言った。「か・し・て!」

 「いいよ」と言って、サル君はトラ君にミニカーを貸した。

 「そうか。『かして』って言うと貸してくれるんだね。今度から『かして』って言おう。みんな、ありがとう」。トラ君からお礼を言われ、子どもたちは、うれしくなった。先生が子どもたちに聞いた。「もし、お友だちが『おもちゃをほしい』って言ったらどうする?」「『か・し・て』って言うんだよ、って教えてあげる!」

 発達段階に応じた先生の丁寧な支援で、友達との関わり方を学ぶ子どもたちは、一歩一歩お兄さんお姉さんへと成長していく。どの教室も、子どもたちの元気な声と明るい笑顔があふれていた。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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