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浅野と渋沢、奇妙な縁 研究者が逸話披露 川崎

社会 神奈川新聞  2019年08月03日 05:00

浅野総一郎と渋沢栄一のエピソードを話す作家の新田純子さん=川崎市川崎区の川崎商工会議所
浅野総一郎と渋沢栄一のエピソードを話す作家の新田純子さん=川崎市川崎区の川崎商工会議所

 「京浜工業地帯の父」とも呼ばれる浅野総一郎と、「日本資本主義の父」と呼ばれ、新一万円札の顔となる渋沢栄一をテーマにした講演会が2日、川崎市川崎区の川崎商工会議所KCCIホールで行われた。

 作家の新田純子さんが講師を務め、約80人を前に、日本の近代化に奮闘した男たちの奇妙な縁を紹介した。

 新田さんは浅野総一郎に関する書籍や万葉集の研究で知られる。この日の講演会では、1876年(明治9年)夏に当時横浜の石炭商だった浅野と第一国立銀行頭取だった渋沢が出会い、立場の違いを超えて親交を始めたエピソードを披露。8歳年下の浅野が、若手実業家として渋沢の陰の力添えを借りながら事業を拡大させていったと説明した。

 新田さんは「元来の競争好きである浅野が大手に対抗して事業を興す。そして大手を追い越すまでになると、渋沢が間に入って大団円となる。その繰り返しなのが、浅野を研究していて大変面白いところ」と話した。


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