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高校総体サッカー
桐光学園、悲願の初V 鈴木監督、3度宙に舞う

スポーツ 神奈川新聞  2019年08月01日 20:51

選手に寄り添い、初優勝に導いた桐光学園に鈴木監督(中央)=沖縄県金武町の金武町フットボールセンター
選手に寄り添い、初優勝に導いた桐光学園に鈴木監督(中央)=沖縄県金武町の金武町フットボールセンター

 1日に沖縄県金武町で行われた全国高校総体(インターハイ)男子サッカー決勝で、桐光学園高が初優勝を飾った。1978年の創部以来の悲願に導いた鈴木勝大監督(41)は「辛抱強く戦ってくれたことがこの成果につながった」と喜び、選手をたたえた。

 試合は前半から一進一退の攻防で、後半に入ると攻め込まれる場面が増えた。それでもイレブンは堅い守備で我慢しながら好機をうかがい、終了間際の速攻で1点を奪って歓喜の瞬間を迎えた。

 横須賀市出身の鈴木監督は同高サッカー部OBで、元日本代表の中村俊輔選手(横浜FC)の1学年上。国士舘大時代にはユニバーシアード大会に出場し、その後はJリーグでも活躍した。2007年以降から指導者の道を歩み13年から同高の監督に就任。1年目から冬の全国高校選手権に出場するなど、その指導力を発揮してきた。

 選手1人ずつの肩をたたき気合を注入してピッチへ送り出し、試合中も声を張り上げ鼓舞する。ただ、その熱血漢も昨冬の全国選手権初戦ではまさかの0-5の大敗を喫し、「高い所から飛び降りようと思うくらい自分が苦しかったし、何が足らなかったということを消化するまで時間がかかった」と振り返る。

 大きな挫折を糧に、夏の大舞台で大いに躍動した。試合後の胴上げは「冬(選手権)に取っておく」と一度は断ったものの、選手に囲まれ観念して3度宙に舞った。

 選手たちが「いつも一緒に戦ってくれてうれしいし、尊敬している」と仰ぎ見る指揮官は「桐光学園自体も日本一というのは初めてだし、自分が貢献できたことは非常にうれしく思う。ただ、(帰りの)那覇空港を出る頃には気持ちは切り替わっていると思う」。意識は既に次なる戦いに向けられていた。


【桐光学園-富山第一】後半終了間際に決勝ゴールを挙げた桐光のFW神田(左)=沖縄県金武町の金武町フットボールセンター
【桐光学園-富山第一】後半終了間際に決勝ゴールを挙げた桐光のFW神田(左)=沖縄県金武町の金武町フットボールセンター

エースとして、主将としてチームを引っ張ったFW西川
エースとして、主将としてチームを引っ張ったFW西川

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