1. ホーム
  2. 社会
  3. 6人死亡崖崩れから30年 川崎・高津、避難と救助に教訓

6人死亡崖崩れから30年 川崎・高津、避難と救助に教訓

社会 神奈川新聞  2019年08月01日 11:30

 川崎市高津区蟹ケ谷の住宅地で1989年8月、集中豪雨による崖崩れで6人が死亡した土砂災害から、1日で30年となった。大規模な崩落ではなかったが、生き埋めになった一家3人とともに、救助中の消防隊員3人が2度目の崩壊で犠牲になった。急傾斜地沿いまで宅地が広がる都市部のリスクを浮き彫りにした現場に当時、消防団員の一人として駆け付けた男性は、今に通じる避難と二次災害の教訓をかみしめる。

 「山がいきなり動いた。あっという間だった」。30年前の8月1日未明、前高津消防団長の森勝夫さん(74)が現場近くで目撃したのは、懸命な救助活動が続く現場を襲った2度目の崩落だった。

 最初の崩落から約1時間15分が過ぎた午前4時半ごろ。被災した住宅の中から助けを求める家人を助け出そうと、崩れた部材を持ち上げるなどしていた消防隊員が次々と巻き込まれた。「どうにもならない、ひどい状況だった」

 亡くなったのは、土砂の直撃を受けた崖際の住宅に住んでいた当時59~28歳の親子3人と、市消防局高津消防署の50~33歳の男性隊員。ほかに隊員12人が重軽傷を負った。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする