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避難所「指定外」でも備え 戸塚高で初の試み

社会 神奈川新聞  2019年07月28日 13:37

さまざまな境遇の避難者をどう受け入れるか。参加者は限られた時間の中で対応策を話し合った=横浜市戸塚区の市立戸塚高
さまざまな境遇の避難者をどう受け入れるか。参加者は限られた時間の中で対応策を話し合った=横浜市戸塚区の市立戸塚高

 横浜市戸塚区の市立戸塚高で27日、大地震を想定した避難所運営ゲームが行われた。同校は指定避難所ではないが、近年の災害を教訓に近隣住民が身を寄せる場合があると考え、初めて企画した。生徒や住民、保護者らがその時を見据え、真剣に取り組んだ。

 「非常用発電装置や仮設トイレ、食料はない」。講師の認定NPO法人かながわ311ネットワークの石田真実理事が地震直後の想定を説明し、ゲームは始まった。「校庭に100人程度避難してきている」

 乳幼児や障害者、外国人も含めた人々をまずは体育館でどう受け入れるか。参加者は三つのグループに分かれ、次々と読み上げられる避難者の特徴やニーズへの対応を考えた。

 「90代の高齢者は入り口近くに」「トイレは屋外。プールの水を使おう」。学校の見取り図を見ながら受け付けの位置や通路の確保、ペット連れの避難者や旅行者の受け入れ方法なども話し合った。

 「高齢者や持病のある人にどこにいてもらうかを決めるのが難しかった。トイレのことも考えなければならないと気づいた」と1年の伊丹駆琉さん(15)。藤宮学副校長は「地域からの問題提起もあり、避難所対応を考える場を企画した。大切なのは想像力。今後も一緒に考えていきたい」と話した。

 横浜市が避難所として指定している市内の地域防災拠点は計459カ所。ほとんどが小中学校で、居住地に応じて住民の避難先が定められている。

 一方、東日本大震災や熊本地震では、避難所ではない大学や高校、福祉施設などに駆け込む住民が相次いだ。被災地からは、こうした施設も状況に応じて避難者を受け入れることが必要との声が上がっている。 


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